部室2

大学をやめたい。


私は大学生だ。大学生になって3年が経つ。卒業まであと40単位。普通にしてれば4年はゼミだけ行って終わり。そんな状況だが、大学をやめたい。


このことは結構たくさんの人に言っている。

ブログはまだ誰にも言ってないことを書くものだと思っているので、今まで書かなかった。


2年の秋くらいからほんのり大学がつまらなくなった。1年の頃は知らないことがいっぱいあって、学ぶことが楽しかった。今も知らないことはいっぱいあるし、学ぶことは楽しい。でもつまらない。ていうかやめたい。


何がそんなに私に大学をやめさせたくするのだろう。


毎日やめたいと思いながら電車とバスに揺られる。やめたいと思いながら授業を受ける。やめたいと思いながらバスと電車に揺られる。やめたいと思ってる間ずっと考えた。そしてなんとなく見えてきた。


大きな理由は、もう私は教師になろうという強い気概がないこと。

小さな理由は、教職の授業の先生の性格が悪いこと。大学生がバスとか電車でリュックを前にしないこと。学食が高くてまずいこと。部員にあんまりやる気がないこと。グループワークの授業ばっかりで知識が中々高まらないこと。お金がないこと。学校までが遠いこと。


大学に進学した理由は教員免許の取得のためだから、一年の頃のような強い気概のない私には大学にいる意味が特にない。


私は今、演劇をやりたい。プロの照明になりたい。欲を言うと役者もやりたい。

でも大学に居ても特に何にもなれない。少なくとも演劇からは遠い。私は今演劇部じゃないし。デザインクラブという部活の主幹(部長)だし。



今日久しぶりに学校に行った。部室に行った。置いてきたはずのヨウカイが膨らむ。

ここは真剣に演劇のことを考えられる。真剣に演劇のことを考えたい。真剣に演劇のことを考えるのは楽しい。心地よい。嬉しい。

あ。このヨウカイは置いてきたのとは別のヨウカイだ。


大学をやめたい。


これだけ言ってやめてないんだからきっと大学はやめない。やめるならとっくにやめてる。


ただ、このヨウカイを置いていくことだけはやめようと思う。